短メモ: 「推しよ!シンフォギアへ来いッ!!!」と2016年から叫び続けて来た理由
6/17/2018の朝にシンフォギア(戦姫絶唱シンフォギアシリーズ)がプレキュアによってツイッターでトレンド入りになったのが話題になり、適合者の血が騒ぎ出す今日は実はAqours 3rd Live Tour 大阪公演の2日目。
よって、改めて2016年から「逢田梨香子さん、シンフォギアへ来いッ!!!」っと叫び続けてきた理由を整理して叫びたいと思う。適合者らしいアツさで。
ぶっちゃけただ叫びたいだけで、今この文章書いている時のテンションはきっとおかしくなってるだけで後で読み返すといろいろと恥ずかしいと思っちゃうかもしれないけど、まぁまぁ。適合者らしいアツさでッ!
と言いながらも、理由を整理した所で、たった一つの大きな理由があるのに気付いたのだ。
それは、
「業界屈指の過酷と名高いシンフォギア現場に入り込むことで、元々ポテンシャルの化け物である推しによるさらなる化け物に成長する未来が観たいッ!!!!!!」
からだ。
ちなみに「業界屈指の過酷と名高いシンフォギア現場」というフレーズは、戦姫絶唱シンフォギアGXのCMで使われた言葉で、つまり公式認定。
何が過酷というと、そりゃ私自身がその現場に居座ったことないから語れない部分も多いけど、とりあえず
1. Elements Gardenチームによる激アツ激ムズ曲の歌唱が要求される
2. 劇中の歌いながら戦闘シーンを実際にアフレコしながら歌うことが要求される(=CD音源使わずに、パンチなり斬撃なり砲撃なりとにかく闘いながら歌う)
3. オーディションを受ける際、演じるキャラクターに歌うシーンがあるかないかとは無関係に歌わされる(=選抜されたキャストは全員一定の歌唱力を所有している)
という三点が原因になっていると思う。
オーディションの段階からすでに地獄のような試練を乗り越えなければならないし、合格して自キャラに歌唱シーンがあればとりあえず物理的に殴りながら歌うことになりがち。
そしてご存知の通り、今のシンフォギアのキャストではメインキャスターとして悠木碧さん、水樹奈々さん、高垣彩陽さん、茅野愛衣さん、南條愛乃さんと日笠陽子さんが最前線で戦っているが、ヘッドホンが飛んだり、台本が飛んだり、「台本が邪魔だッ!」と叫んで台本を投げたり、熱くなりすぎてマイクにぶつかってしまったり、シンフォギアのアツさでさまざまな現象が起きる現場になっていた。悠木碧さん曰く、「シンフォギアはスポーツ」で、そんな悠木碧さんが現場に持って行くのはスポーツドリンクだったり、とにかく厳しいかつアツいッ!!現場になっていると、様々な話からその様子を覗くことができた。
そんな現場に入り込んだら、そして運が良く歌唱シーンがあったら、もう一切の手加減は許されないのであろう。
だからこそ余計に来て欲しい。推しにそんな現場に来てたっぷりと成長して欲しい。
闘いながら歌うというアフレコ形式はたしかに一期の頃監督の勘違い+天羽奏役の高山みなみさんが自らそのアフレコ形式をやり遂げて見せたことで今に至ってさらにいろいろアップグレードしながら続行してきたけど、その背中を見つめて、一番成長し続けてきた子、悠木碧さんを見て、
「推しにこんな風に成長して欲しい!!!!」
っと思わないではいられないのだ。
Aqoursの歌唱力トップはおそらく鈴木愛奈ちゃん、小林愛香ちゃん、そして高槻かなこちゃんだと皆で公認しているだろうけど、
私から見て、演技力と魂の熱さは、間違いなく逢田梨香子さんがトップなのだ。
上からの目線で本当に申し訳ないけど、今ではまだまだ未熟や不安定な部分があると思う。でも、だからこそだ。
その魂の熱さならきっとシンフォギアの現場に入り込んだって減ったりしない、むしろさらに燃え上がってしまうじゃないかな。
シンフォギアの曲はたしかにロック系が少ないけど、同じような、もしくはそれ以上の熱さを持つ曲はたくさんあって、きっといい化学反応が発生するじゃないかな。
そして、純粋に逢田梨香子さんのファンとして、一適合者として、一Aqoursファンとして。
来て欲しい、シンフォギアに。
シンフォギアに来てたっぷり成長して、そのポテンシャルを爆発させて、デガイ存在になって欲しいッ!!
(もちろん奈々さんが中学からずっと好きだった人間としては桜内家の共演をもっと増やして欲しいという思いはあります、はい)
シンフォギアは今まで無印、2期、3期、そして4期が完成され、2019年に5期が控えているのだが、5期の後に何があるのかはまだわからない。
だから今のうちに、2019年の5期キャスト発表にその名前がいない未来が待っていても、今のうちに熱く叫びたい。
After Aqours 3rd Saitama PART 2: Dialogue in Pianoforte 1st movement
前回のあらすじ
Aqoursでの推しーー逢田梨香子の「音楽力」について語るシリーズを始め、パート1では逢田さんのボーカルを見ていたけれど、要するに
という三つの特性が逢田さんの歌を構成していると見ていた。
他にもメロディーのフレジングの処理や裏声と地声の使い分け技術がその歌から観測することができ、その意味では逢田さんを「ポテンシャルの化け物」と言っても過言ではないと私は思っている。
詳しくは前の文章へどうぞ。
さて、ここからは、ピアノという単語を元に、二つの話をしたいと思う。
- Pianoforte Monologueという「特例」
- ピアノ演奏とその他のことから視える耳の話
上述の二つの話はどっちもある意味ピアノと関連しており、それらを「1st movement」と「 2nd movement」に分けて、別々話したいと思う。
また、本来ならボーカルとピアノ演奏を別々にして語るべきだったと私も思っているのだが、ちょうどどっちもピアノと関係があったりなかったりするので、「『ピアノ』が何かを教えてくれる」というコンセプトを取りたいと思い、本記事は「1st movement」として「Pianoforte Monologueという『特例』」について語らせていただく所存。
またいつも通りのことだが、このシリーズは遊び程度の観測であり、戯言を「事実」だと勘違いしないように。
Dialogue in Pianoforte 1st movement: 2.5次元の君たち
先日に行われた、Aqours 3rd lovelive! Tour ~WONDERFUL STORIES~埼玉公演で、桜内梨子のソロ曲「Pianoforte Monologue」はようやく披露された。
一逢田梨子推しとしては本当に待ちに待った5分間であり、現地でその初披露を見届けることができ、もはや「感動」とか「光栄」とか、そういう言葉では表せない気持ちがたくさんだった。
ステージ映像をバックにして、ピアノのメロディーとともに踊り出す。しなやかに伸ばし出す手とともに流れる音符の波。己の色に満ちた「空」に羽ばたく「輝き」と「想い」。
っと、もはや語彙力が頼りにできなくなったぐらい、「細かい部分はなぜか忘れてしまったけどあの5分間で作られた『世界』は未だに忘れていない」という矛盾も発生してしまうぐらい、幸せいっぱいな5分間だった。
しかし、実に面白いのだ、「Pianoforte Monologue」という「世界」は。
最初に試聴動画で聴かせてもらった時は、その1サビ分ですでに次元の「食い違い」を感じていたし、
前の「Pianoforte Monolgueの音楽的なあれこれ」の記事でもそれについて言及した。
(一応はてなブログにも移植したのだが、evernoteの方をオススメする)
その記事は編曲・作曲視点でPianoforte Monologueを観察してあれこれについて語り出し、おまけの部分でで歌のことについて少しだけ触れさせたけど、
- 「歌っているのは誰だ」
「Pianoforte Monologue」の視聴動画が公開された日から、私はずっと疑問に持っていた。歌詞の内容でどっちも連想できるというのは当たり前だけど、そう思わせてくれたのは「Pianoforte Monologue」のボーカルの声質なのだ。
桜内さんの歌声には甘味があり、その甘味をもっとも引き出せた曲はおそらく「Guilty Night, Guilty Kiss」であり、例えば「Daydream Warrior」のようなかっこいい曲でも、桜内さん特有の甘味と切なさは薄くなったりはしなかった。しかし、「Pianoforte Monologue」では、視聴動画公開分(一番サビまで)は珍しくそう聞こえなかった。歌詞のせいでもあるかもしれないが、簡単に言うと「甘味」が薄い。一番サビ以降は「甘味」が戻ってきて「桜内さんが戻ってきた」感があるが、なぜだろう。
2. 例の跳ねは健在
みんな大好き跳ね⤴︎。
パート1ではたっぷりと語らせてもらったけど、Pianoforte Monologueにはその跳ねも存在していたのだが、やっぱり全体的に音域が低いから普段よりは少し出現回数が減った気がしなくもない。
しかし実際のところF4の音にでも跳ねを入れたところを見て、低い音=跳ね出せないというわけでもなさそうだ。
そして前述の「地声に近い歌唱」にあわせてみると、跳ねが存在しても音域によって桜内感が半減されていることは、どうやら「跳ね=桜内梨子」にはならないらしい。跳ねによって色気が増えたのだが、肝心な「甘みと柔らかさ」は跳ねとあまり関係していないかもしれない。
そんな歌唱で歌われたPianoforte Monologueは、メインメロディーでは桜内梨子が見つからないし、どっちかっていうと歌い手の本音、つまり逢田さん自身がその歌の中に存在していると私は考えている。
しかし、それだと、ある意味まずいのだ。Pianoforte Monologueは、桜内梨子のソロ曲であり、桜内梨子のエピソードを語る曲だったはず。なのにどこにも桜内梨子が見つからなくて、代わりに逢田さんが表に出ているような歌になっていて、どうするものか。
上の疑問に答えるために、ここはシェフの身分を捨てて、とても意地悪な、もしくは残酷な言い方をすべきかもしれない。
「桜内梨子ちゃんと似たような経験をした逢田さんだから、みんなはそれをあまり気にしていない、もしくは気にしないようにしているのだろう」。
1st live Day 1はともかく、Day 2はまさにそれだった。たとえそれが誰もが望まなかった、しかし誰もが感動に思ってしまった展開だったとしても。
そう、ここに来てようやく内面的な要素が動き出し、Pianoforte Monologueという「世界」を立ち上げて行き始めるのだ。
あのピアノ演奏があったから、Pianoforte Monologueの歌詞はまんまと逢田さんのエピソードにもはまるし、おそらくそれで自分は試聴動画を開いた時「違和感を感じた」よりも「歌っているのは誰だ」と困惑していたかもしれない。
「いや、違うだろう」ではなく、「梨子ちゃん…?いやでも逢田さん…?」だった。
と言いながら、実はボーカルオンニーで確認してみたところ、あるところに梨子ちゃんを「見つけた」のだ。
コーラス、またはバッキング・ボーカルに梨子ちゃんがいた。
「Pianoforte Monologueにいるとしたらそれはピアノだろ!」という主張には同意するし間違いないなぁと思いつつ、実はコーラスの方の音域が全然高くて、ちょうど梨子ちゃんの声を容易く「出せる」音域になっているし、何よりコーラス特有の息混じりの歌唱が梨子ちゃんっぽい甘みを出してくれているのだ。
これも不本意なのかもしれないし、「ただの妄想だろ」って言われたら正直認めよう。その通りだ。
だけどもし上述の主張で一回でも改めてその歌を聴いてみたら、おそらくかなり恐ろしい景色が見えるのだろう。
「逢田さんが表に歌っているのを、梨子ちゃんはコーラスとして支えてあげている」という景色。
とまぁ以上のアツすぎた語りから離れて、簡単にまとめよう。
まとめ
Pianoforte Monologueの音楽上の特点と、逢田さんの声の特性と、この前見届けたライブパフォーマンスについて考えて、そして上述の観点を踏まえて、私はこんな結論にたどり着いてしまった。
Pianoforte Monologueの歌唱は、不本意ながらも、逢田梨香子さんと桜内梨子ちゃん、二人分の歌なのだ。
そして、ライブパーフォマンスでのPianoforte Monologueは、完全に一つの「世界」になっていて、その「世界」こそが2.5次元だったかもしれない。
歌も外見も、曲も動きも、最後のセリフさえ次元の境界線が曖昧の世界。
サンシャインのソロ曲には2.5次元のエレメントが含まれている主張に私は頷いているのだが、それは歌詞の話であり、ボーカルの表現はやはり別のこととして考えたほうがいいのだろうか。私の中の2.5次元は、もしかしてそういう意味だったかもしれない。
「Pianoforte Monolgueの音楽的なあれこれ」では私はこう語ったのだが、ライブパーフォマンスを通じて、自分の中ではほんの少し答えに近付けた気がする。
たとえそれが不本意、あるいは偶然が重なった結果だとしても。
Coming up next: After Aqours 3rd Saitama PART 2: Dialogue in pianoforte 2nd movement
After Aqours 3rd Saitama PART 1: Do Justice to Your 'GUILTY' Music
前置き
いきなりだけど、とても悪いこと(というより、とても意地悪な文章を書くこと)にする。
Aqoursでの推しーー逢田梨香子の「音楽力」について語ります。
最初は「音楽性」という言葉を使いたかったが、念のため調べてみた所、「音楽性」を語るには必ず「テクニック」が付いてくる、すなわち「音楽性=音楽センス」という意味で捉えられることもあるらしい。
しかし、もしかしたらここで語りたいのはそういうことよりも、単に「Aqoursでの逢田梨香子さんの音楽から見える逢田梨香子さんの音楽上の特性と、彼女の持っている力」について語っていきたいだけかもしれない。
もちろん「テクニック」と「センス」から避けることはない(むしろ避けられない)が、その「テクニック」と「センス」を中心に語りたいわけでもないし、なにより私自身はプロではなく、ましてや逢田梨香子さんが今までどんな音楽トレーニングをやってきたのかが知っているような人物でもないので、あえてちょっと曖昧なワーディングにしてしまった。
だからこれはいつも通りの戯言であり、100%本気にされたら困る、大いに困ってしまう。私はただのシェフ(逢田梨香子さんのファン)でしかないからね。
ちなみに「なぜこのタイミングで?」って言われると、
ーーそりゃ、1st、2nd、函館UCが終わり、そして3rdが始まったこの時点で、ようやく逢田梨香子さんの「ソロステージ」を見届けることができたから…というのは70%の嘘で、「単に逢田梨香子さんはどこまでできるのか」を、個人の視点で語ってみたかったからね。
君の音楽を巡る冒険ーーどこから探る?どう探る?
都合のいいことに、逢田梨香子さん(以下、逢田さん)の音楽を探るための材料は、Aqoursの他の8人より一個多い。
- ボーカル
- 楽器演奏(ピアノ)
ボーカルはCD音源とライブパーフォマンス、この二つから見ることができ、Aqoursの他のメンバーの音楽を見るのも基本そこからだと思うが、逢田さんの場合1st liveでのピアノ演奏も材料になる。
ピアノについての話は、同じくピアノを弾く者としてほんの少しだけ視えたことを語り、そこから逢田さんの音楽力を少しだけ覗いてみたいと思う。
ちなみに自分のことを讃えてもらいたいのではなく、単に自分はどの条件を持って上述を見て行くのかと先に申告しておきたいのだけど、
- ピアノ経験
- 合唱団経験
- 絶対音感
この三つに頼って、遊び程度の観測を行いたいと思うが、もう一度言うと林檎好きはプロではございません。戯言を「事実」だと勘違いしないように。
また、おそらくかなり長い話になってしまうため、いくつのパートに分けて語らせていただく予定で、本文章はそのボーカルでの進化を語りたいと思う。
では、「この世界で遊ぼう」か。
君の歌は進化してるかい?ーー1stシングルからWATER BLUE NEW WORLDまで。
まずはボーカルから逢田さんの歌の進化とその良さを語りたい。
逢田さんの歌については、個人的には三つの時期に分けられて、二つのスタイルに分けられる(ただし特例もあるが、それについては後日に触れる所存)。
時期:
- 1stシングル(君のこころは輝いてるかい?)〜 2ndシングル(恋になりたいAQUARIUM)
- Strawberry Trapper 〜 アニメ一期
- 3rdシングル(HAPPY PARTY TRAIN)・コワレヤスキ・Landing action Yeah!! 〜 アニメ二期
スタイル:
まずは時期の話。
気付いている、もしくはご存知している方もいると思うが、逢田さんの歌のスタイルはAqours9人の曲の中で目立っている一つの特徴、「フレーズの最後の跳ね(⤴︎)」があるのだ。他のメンバーの歌からにもたまにはその跳ねが観測できるが、逢田さんの歌では特にそれが強く、いわゆる「目印」になっている所がある。
その跳ねについては、一部のファン(正確に言うと、中国勢の所)のあいだでは結構話題になっていて、それを癖だと言い嗤うこともある。
1stシングル(君のこころは輝いてるかい?)と2ndシングル(恋になりたいAQUARIUM)のあいだには半年ぐらいの時間が空いており、この「初期」における最大の特徴は、上述の「跳ね」が存在していなかったのと、まだほんの少し地声に近い声になっていることだった。
実際の所、低いピッチになれば逢田さんは「跳ね」を入れることもなく、そもそも入れること自体が難しいじゃないかと思われる。
では、そんな「跳ね」はいつからスタイルとして「確立」されたのか?
曲の雰囲気に合わせるためだったのか、Guilty Kissの1stシングル、Strawberry Trapperでは「跳ね」が観測できるようになり、表題曲のStrawberry Trapperはともかく、Guilty Night, Guilty Kiss!になると、その「跳ね」が確実に明らかになっていた。
今までのGuilty Kissのインタビューでは、「落ち着いた桜内梨子が、Guilty Kissではどんな風に歌えばいいかのを探っていた」と逢田さん自身が言及しており、「跳ね」はもしかしたらそんな「探りの結果」だったかもしれない。
こうして逢田さんの歌は第二時期に入り、「跳ね」を持ったままアニメ一期の歌唱を行っていたのだが、一期2話での「ユメノトビラ」に入れた「跳ね」は、ある意味「やりすぎた」とも聞こえた。
桜内梨子の弾き語りである「ユメノトビラ」は、ピアノのみが伴奏になり、そんな静かなインストルメンタルに「跳ね」を入れたのはいいのだけれど、どうも制御がまだ甘い部分があったらしい。
とはいえ、その跳ねによって桜内梨子の歌声は甘みが増えて、その乙女チックな部分をうまく引き出せたと私は思う。
そして、第三時期では、見事その「跳ね」を制御できた逢田さんの歌があり、さらに言うともともと持っていた素晴らしい演技力をさらに歌に込められるようになった逢田さんがいる。
3rdシングルはこの時期のスタートであり、HAPPY PARTY TRAINでの梨子ソロパート、「知りたいのは素晴らしい夜明けと 切なさを宿す夕焼け」での切なさにいつも心がくすぐられていて、しかし本当に「上手!」と実感できたのはLanding action Yeah!!の時だった。
ちなみに過去ツイートを見返した所、どうやらコワレヤスキの試聴動画出た時すでに変化しているなぁと思っていた自分がいるらしい。
一つ気になったことがあるのだけれど、ヨハネはヨハネモードで歌ってるしシャイニーもギルキスモードだと発音の仕方がちょっと変化する所があるって前から知ってたけど、梨子ちゃん(というか逢田さん)また歌い方変えた気がするの
— 林檎好き🍏🌸🌻3rd大阪初日LV (@R_g_jol) May 29, 2017
さらにその前にすでにGuilty Eyes Feverで「歌が進化している」と主張していたらしい。
(逢田さんの歌の進化がすごく気になる)
— 林檎好き🍏🌸🌻3rd大阪初日LV (@R_g_jol) March 23, 2017
さて、Landing action Yeah!!の話に戻るのだが、その曲の中の逢田さんは「跳ね」以外にフレージングの処理もより一層うまくなっているイメージがあって、実際歌唱におけるフレージングに気をつけなければ歌が固くなったり不自然になったりもする。
それについてはほんの少しだけど去年ではツイートしたことがある。
推しだからとはいえ、LaYソロ分の中でも特に優しいけど活力ある梨子ちゃんの声はやっぱり素敵だなぁと思ってたけど、実際聴き比べてみたらわかったけどたぶんメンバーの中で一番フレージングを虹のような線として意識してて歌ってたのは梨子ちゃん。鞠莉さんも意識してるけど歌い方で別なものに。
— 林檎好き🍏🌸🌻3rd大阪初日LV (@R_g_jol) December 22, 2017
その他裏声と地声の使い分けや演技を込めた歌唱はもともと逢田さんの持っていた武器であり、自分はユメを語るよりユメ歌おうの「ユメを語る歌が生まれるんだね」で裏声を、勇気はどこに?君の胸に!の「違う朝だよ」で地声を出す判断が素晴らしいと思っているし、Guilty Night, Guilty Kiss!の「真剣なのに ふざけて見せたり そういうことが楽しいの」での、まるで鼻で笑うような歌声が大好きだったけど、WATER BLUE NEW WORLDの「気が付いた僕らはどこへ向かうの?」での切なさはとくに見事な歌唱だったと頷いている。個人的には己の歌にうまく演技力も込められ、「歌でもちゃんとキャラクターを認識させてくれる」Aqoursのメンバーは確実に逢田さんだと感じている。
ここからはスタイルの話になるのだが、率直に言うと、「ロックであるかロックでないか」というとても簡単な話。
Aqoursの楽曲は多彩であり、王道アイドル風、EDM、バラードやロック、様々の曲風が展開されているが、Guilty Kissの楽曲になると今の所はロックかEDM、いわゆるクール系の曲風がメインになっている。
CD音源では「うまく隠せている」のだが、いざライブパーフォマンスになると、「本性」がバレてしまう。
それは、 「逢田さんがどっちかというと、ロックやかっこいい系の方が圧倒的に生き生きしている」こと。
AqoursのDaydream Warriorとスリリング・ワンウェイでは、その踊りや表情から「かっこいい梨子ちゃんだなぁ」とも感じれるのだが、Guilty Kissになるとどっちかって言うと逢田さんが歌っているなぁと最近思っている。
いくつかのインタビューで好きなアーティストは?と聴かれた時の答えは、逢田さんの可愛らしい外見と裏腹に、EGOIST、SPYAIR、喜多村英梨など、ロック路線を持つアーティストらだった。好みにもなると、自然に身に染み込むものがあり、それでGuilty Kissではあんな生き生きしている逢田さんが見られるわけかもしれない。(もちろんどれほど染み込むのかは個人差あると思うけど、それについては他のパートで語りたいと思う)
簡単なまとめ
Aqoursの歌唱担当とも言われている小林愛香に鈴木愛奈を同じグループに持ち、最初はともかく、最近はそんな二人にも負けていない歌唱を見せていくれている逢田さん。1stシングルからはずっと進化し続けてきたことがはっきりと見えるし、思えば1st Liveの時Guilty Kissでの逢田さんの歌唱に驚き、2nd BDの試聴動画で当時観ることができなかったコワレヤスキのパーフォマンスの逢田さんに圧倒され、さらに函館UCでそのパーフォマンスが本物だと確認できた自分がいる。
ポテンシャルの話なら逢田さんは化け物だと確信できるし、きっと今後もさらに成長して進化を見せてくれると思う。
Coming up next: After Aqours 3rd Saitama PART 2: Dialogue in pianoforte 1st movement
Pianoforte Monologue の音楽的なあれこれ
- 全音階主義
- 青空Jumping HeartのAメロ (C Major ハ長調、C-D-E-F-G-A-B)
- 転調なし
- イントロ、アウトロおよびAメロのローリング・プログレッション
向かおうと 息吸ってから大きく踏み出した
そっとそっとあやす様に
指先動かしたら
- 調性を主張する、最大安定のIコードの出現回数
- サビの「大空」コード進行
- 一番サビ
- 二番サビ
- 終止式
- イントロ及びアウトロメロディーモチーフ
- 各節で使われた音と声区(または音高)
- Bメロの締め
- ピアノ
- エレキギター
- ベース
- ドラム
- ストリングス
- シンセ
- 裏声と地声の使い分け
- 「歌っているのは誰だ」