林檎好きの戯言ログ

気まぐれでしかブログ書きません。しかし毎回長い。

1年7ヶ月: 君のあの日の「想い」から、僕はようやく卒業した。

 君の中の「林檎好き」は、どんな人なんだ?

 

「ピアノの人」。

「イラストの人」。

「ヤバイ人」。

「フラスタの人」。

クロヒョウの人」。

「頭おかしい人」。

 

以上で嬉しさを覚えない言葉なんて一つもないし、たまには優しいフォロワーさんに「天才」とかも言われて、調子に乗っちゃうのが林檎好きだ。

 

特に音楽とピアノに関しては、誰にも負けないつもりで、いつもそれを己の誇りとし、傲慢に達するレベルまでには来ていると、自分にもわかっているのだ。

 

そんな自分には、頭上がらない存在がいるーーだからこそ、今日にあった出来事に少しだけ思う所があって、それに乗っかって傲慢の塊でしかない私にもあった、ほんのちょっとのいい話をお見せしたい。

 

 

 

2018年9月30日20時45分頃に、上のツイートを出逢って、胸に込み上げた感情があって、その名前に驚きを覚えた。

 

「懐かしい」。

 

それらの画像と、それらの画像がもたらす彼の日の想い出への「懐かしさ」とは、「はじめまして」なのだ。

 

今までまともに1st Day 2 Disk 4のあのシーンを直視できることもなく、両腕で頭抱えながらか膝を抱えながら観ていたのに、今日で口元を緩めて、「懐かしい」と呟けるようになったのだ。

 

思えば9月17日に行われた「ラブライブ三昧」で彼女自ら語ったことによって、「想いよひとつになれ」に対しての過敏反応が起きなくなったと、次週のフォロワーさんのツイキャスのBGMとして流れたソナタが耳に流れた瞬間から気付いたけど、「懐かしさ」を覚えるまでになったとは予想できなかった。

 

人生一番の衝撃を受けた事件だったから、あれは。

 

02・26・2017

Aqours 1st lovelive! ~Step! ZERO to ONE!!~二日目公演に、香港で友達とライブビューイングで参加した私は、あの瞬間に出逢ってしまった。

 

音が止まり、舞台が途切れた。

それでも立ち直り、光と夢を灯せ、世界を繋いでみせた。

 

想いよひとつになれ。 

 

逢田梨香子

 

今でも覚えている、自分が初日にツイッターのネタバレを回避するためにフォロワーさんのキャスに参加し、その場で言い切った言葉を。

 

「一年もなければ、楽器経験のないりきゃこには、想いよひとつになれの演奏は無理で非現実的だ」

 

かなり初期の浦ラジで彼女自身が「楽器経験がないと」おっしゃって、その言葉と私のピアノ経験をかけて、その結論を導き出した。

 

だからこそ、余計に心に来ていた。ぶっ飛ばされて行ってしまった。

私が「無理」だと言い切ったことを、彼女はやり遂げたーーそれだけならまだよかったけど、横浜アリーナにいた3万人の観客の前に、そして全世界のライブビューイングに参戦する方々の前に、途切れた音を再び繋げようとするその精神を。

あの5分ほどのパーフォマンスを築きあげた努力、情熱、覚悟、意識、あの5分の中に込めた勇気、意地。

 

「もう一度やり直すチャンスがあるのならやらなきゃ」。

 

自分とは一つしか差がない人が、あんなことを言えるのか。あんな覚悟ができているのか。あんな切り替えができたのか。あの、突発事態とそれに齎された恐怖による過呼吸している状態で。

 

自分の19年のピアノ歴を信じようとしなかった自分と違って、三ヶ月のピアノ歴を持ってAqoursの初めてのワンマンライブに全力をかけて挑んでくる人がいたのか。

  

 

この共感は、「ずっとピアノを弾いてきて、なのに最近になって上達できなくて楽しくなくなって来た」という共感は、私が梨子ちゃんに惹かれた原因であり、それと同時にまるで傷跡を舐め合っているような共感だった。

だからアニメ一期11話に過去を乗り越えて、楽しそうにピアノを演奏できた梨子ちゃんを見て心から嬉しいなぁと思ったし、あの話の後にはフォロワーさんには毎日「推しもがんばってるから、ピアノ練習頑張りなさい」っとリプを送ってもらっていた。

 

それでも、19年のピアノ歴だけでは対応できないピアノ試験を目の前にした自分は、ひたすら自分に怒っていた。

 

「どうしてうまくできないの?」「ここはそうじゃないでしょ!」「どうして上達できないの?」「馬鹿野郎!!!」

そんな言葉を自分に浴びらせた練習なんて、楽しいはずもなく、合格できるかどうかすらわからなくなってしまった。半年も準備していたのに、そんな練習しかできなければ練習もしたくなくなるし、残り半年もない準備期間をどう使えばいいのかすらわからない。

 

本当は諦めていたんだ、きっと。

 

でもーー

 

 火をつけてもらったんだ。

「あんなステージにでも立ち直れた人がいれば、三ヶ月であの程度ができる人がいるのなら、私の19年でなんとかできないわけがない!!!!!!!」

 

やっぱり19年が自負なんだなぁと自覚している同時に、それも事実だと思っている。

三ヶ月で一曲を3万人のためにに対して、

19年歴に一年の準備期間で、半時間以上の4曲をたった一人のために。

 

私にできない理由はないし、なによりあの覚悟と情熱を見届けた以上、彼女から輝きを受け取った以上、彼女のファンとして、私は私の道で、私の壁をぶち壊すしかない。

 

いや、ぶち壊してみせる。

 

あの衝撃を受けて一週間をかけてごちゃごちゃになった気持ちを消化し、私は練習を再開した。

 

失敗してもいい、やり直せばいいのだ。

今はできなくてもいい、きっとできるようになるって信じよう。

 

あのステージで輝くあの人が見せてくれたもの、あれを見て感じ取った物を、絶対に無駄にしない。

 

絶対に、勇気と覚悟を教えてくれたあの人に、いい報告をしなきゃ。

 

あの日に感じた辛さ、痛み、愛おしさを胸に抱き、これからのやるべきことを思いながら指を動かしたら、

 

練習が楽に、そして楽しくなって来た。

楽しくなってくることによって、私もようやく本当の意味でピアノの楽しみ方がわかるようになって、ピアノ先生にも驚かれたぐらいのスピードで全曲を仕上げられた。

 

 

そして、試験は2017年5月16日に行われ、その一ヶ月後に結果がわかった。

 

 

2016年10月では想像できなかった未来が訪れた。

 こんな怠け者に力入れてくれるピアノ先生にはもちろん大感謝だけど、2017年2月26日の逢田梨香子さんに出逢えたからここまで来れたと、今まではいろんな方々には語ってきたし、もちろん逢田さんにはちゃんと手紙を書いて報告したと同時に最大限のお礼を言って来た。

 

本当にありがとう、って。

技術はピアノ先生から教わったものだったけど、勇気と覚悟の意味を教えてくれたのはあなただったから、ありがとうって。

 

一区切りのつもりだった。

 

それでも、毎回その出来事を思い出すと、あの映像を見ていると、胸が痛くなるし直視できないままだった。

あのときのステージにいる彼女が経験してしまったのであろう感情と景色を想像したら、どうしても見つめられないままでいた。

 

soundcloud.com

「勇気の色」。私が一年かけて、あの日に感じ取った物を音で伝えようとして作り出した曲。

この曲を作って世に出したら、あのエピソードとは一区切りのつもりで、痛い、苦しい、‪‪怖い、悔しい…それらを歌にしてもなお、私は見つめられないまま、あの映像からは逃げたがっていた。

 

泣いていたあなたを見たくなかった。悔しそうに涙を流していたあなたを見たくなかった。

見るたびに、胸が軋んで痛くなるから。

 

どうやら私の中では、その恐怖はまだ残っていた。

 

そう、9月17日のラブライブ三昧の、逢田梨香子さんが想いよひとつになれについて語ったあの時間に出逢った時までは。

 

1年七ヶ月の後に、またあの話が聞けるのは、ラブライブ三昧が放送されて逢田梨香子さんがゲストに出ると知った時から正直予想できて、またあの痛みを経験してしまうのかと少しだけ嘆いた。

 

でも違った。

 この曲は梨子ちゃんは歌っていなくて、八人の楽曲ですけど、実際にライブでピアノという形で参加させていただいて、それがすごくこう、いまだに気持ちに残るというか、歌詞に「大事な夢を追う時 大事な人がわかる」っていう歌詞があるんですけど、私も実際にこの曲に通して助けてくれたメンバーだったりとか、スタッフさんだったりとか、すごく大事なものにたくさん気づけたというか、大事なことをたくさん教えてもらったというか、なので歌ってはいないんですけど、本当に思い入れのある曲です。

                                 (逢田梨香子ラブライブ三昧)

真摯に、しかし穏やかに想いよひとつになれを語る逢田梨香子さんに、心がほっとした。

 

あの日の出来事で成長した人はたくさんいるのだろう、私をも含めて。

そして、きっとそれは本人にとっても成長のきっかけであったのだろう。

 

一年七ヶ月の後、こんな穏やかに語れるようになったのなら、きっともう大丈夫だろう、という謎の上から目線。

 

ほっとした、本当に。

 

だからだろうか、ようやく余裕ができて、9月30日にあの日の出来事の画像を見て、「懐かしい」と微笑んでいけるようになった。

 

2017年2月26日からのAqoursは、確かに大した成長を見せてくれたし、今ではもう、東京ドームというステージに向けて日々頑張っているのだろう。

でも私がなにより嬉しく思っているのは、あの日で挫けることがなく、むしろさらに燃え上がっていろんな挑戦をするようになった逢田梨香子さんがいることだ。

 

ファンとして嬉しいし、そんな彼女がいるから、彼女のファンだと言い張れるぐらいに自分も頑張らないと。

 

フラスタも、イラストも、音楽も、やりたい!!と叫んで、やろう!!と応じてくれた声とともにやり遂げた。

 

だったら次はリアルの生活の方だ。

 

あの日のあの瞬間に出逢えて、逢田梨香子さんという方に出逢えたから、今の私がいると、胸を張って言えるように。

 

1年七ヶ月、あの日の「想いよひとつになれ」から、私はようやく卒業ができた。

 

 

P.S. 2018年8月8日に、逢田梨香子生誕祭2018のお祝いとして、フォロワーさんと協力しバースデーソングを作ったんだが、歌詞・曲・歌・ストリングスはもちろん全身全霊で挑んだけど、ピアノアレンジは今回で初めて実際に楽譜に起こした形でアレンジした。私の19年のピアノ歴とセンスで少しでも恩返しできればなぁという想いを込めて。

そして密やかに、いつか、逢田さんが誰のためではなく自分のためにピアノを楽しめるようにという願いを。

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